アウシュヴィッツ強制収容所1 ポーランド01-05

工房から戻ってすぐ、アウシュヴィッツに行ってきました。クラクフは、アウシュヴィッツに行くツーリストのほとんどが中継地点にする街でもあるのです。

4月から10月のシーズン中、アウシュヴィッツへはガイド付きでないと入場できません。僕が行った2月はシーズンオフなので一人でも入れますが、ガイド付きのツアーに参加しました。この時期は予約しなくてもすぐ参加できるみたいです。これは後でわかったことですが、アウシュヴィッツの敷地は広大で、見れる施設や展示物が膨大にあるので、ガイドがいないと半分も理解できなかったと思います。

アウシュヴィッツへは、クラクフからバスで1時間半くらい。車中でビデオを見るのですが、その当時の映像が生々しすぎて、これからとんでもない(ことが起きていた)ところに行くんだと、早くも緊張させられます。 ポーランドがナチス・ドイツに支配されていた第二次世界大戦当時、1940年にポーランド人の政治犯を収容するためにつくられたのが、アウシュヴィッツ強制収容所。

アウシュヴィッツ強制収容所

次第に罪のないユダヤ人も収容するようになり、施設は拡大され、殺戮が繰り返されたわけです。当時のユダヤ人は、まさかあれほど過酷な労働や殺戮が待っているとは思っておらず、裕福な人も大勢いました。よって、ほとんどの人達はきちんとした身なりをし、スーツケースに荷物を入れてやってきたのです。ところが、ナチスの軍人によって荷物は没収され、着ているものも脱がされ、囚人服のようなユニフォームに着替えさせました。驚いたのは、その時没収された大量のスーツケースやくつ、そしてなぜかクシまで展示されていました。

アウシュヴィッツ強制収容所 スーツケース

アウシュヴィッツ強制収容所 くつ

アウシュヴィッツ強制収容所 ヘアブラシ

つづく