世界的に有名なネット電話サービス「スカイプ」発祥の地であり、IT大国として知られるエストニア。 なかでも「こんなのがあったら便利だな」を実現してしまったのが、”国民IDカード”ではないでしょうか。
2002年に発行されたこのカード1枚で、運転免許証、健康保険証、税申告、住民登録、土地の登記、ネットショッピング、その他病院や学校関係などいろいろできてしまいます。2015年10月から実施される日本のマイナンバー制度よりずっと便利なシステムを、10年以上前に導入していたわけですね。
さらに、このカードがあれば世界中どこにいてもネット投票が可能で、しかも選挙期間中であれば何度でも投票し直せます(候補者を変えられる)。決まった場所の決まった時間にしか投票できないなんて、今の若いエストニア人からしたらものすごい不便に感じるんでしょうね。
そんなIT先進国である一方、首都タリンの旧市街は「タリン歴史地区」と呼ばれ、1997年に世界遺産に指定されています。おとぎ話にでてくるような数世紀前の中世の建物を、近代的なビル郡が囲む珍しい街でもあるのです。そんな2つの魅力を同時に楽しむことができるのが、旧市街とタリン港の間に位置するロッテルマン地区です。
一見近代的に見える街並みも、実は古い建物をリノベーションしてお店やイベントスペースにしているので、実際歩いてみると独特な空気感を味わえます。
ネクタイ専門店TUNDRA(ツンドラ)が投稿いたしました。