ハンドメイド・ネクタイブランド Otis James

世界の伝統織物でつくるネクタイブランドというコンセプトでやっているTUNDRAですが、世界にはおもしろいネクタイブランドがたくさんあります。そのうちのひとつ、Otis James – Nashville(オーティス・ジェイムス – ナッシュビル)を紹介したいと思います。

*写真はすべてOtis James公式HPより引用しています。

ハンドメイドネクタイ Otis James

名前のとおり、このブランドはOtis Jamesによってアメリカのテネシー州ナッシュビルで設立されました。アメリカ大陸を、ひとり自転車で4,000マイルもの距離を横断し、ナッシュビルにたどり着いたのが2009年の冬。洋服の縫製を勉強する傍ら、地元のタキシード店で働き始めました。ある日、同僚の女性から、父の日にネクタイを贈りたいのでつくって欲しいと頼まれたOtis。彼にとってそれが初めてのネクタイ製作でした。それから数ヶ月後、結婚式用にカスタムメイドのネクタイ製作を依頼され、2010年の春には自分のブランドラインを開始していたというわけです。

製作はすべて自身のナッシュビルのスタジオで行われ、お店も併設されています。

ハンドメイドネクタイ Otis James

ハンドメイドネクタイ Otis James

ハンドメイドネクタイ Otis James

つくられる商品すべての工程がハンドメイドで、ラベル印刷まで手でやるこだわりよう。大量生産できないこのやり方はオールドファッションだと、皮肉たっぷりに自分で言っているようですw

ハンドメイドネクタイ Otis James

ハンドメイドネクタイ Otis James

ハンドメイドネクタイ Otis James

ハンドメイドのネクタイブランドとしてスタートしたOtis Jamesですが、帽子ラインもスタートしていて、今後はそちらに力をいれていく模様。同じネクタイブランドとしては残念ですが、元々Otisはネクタイに限らず洋服全般をつくりたかったようですし、何よりこの帽子、すごいです。製法はネクタイと同じくすべてハンドメイドで、角度違いでこれだけの写真を載せている商品ページを見れば、そのこだわりがわかりますね。しかもこの商品、サイズ違いでなんと8種類もあります。さらにこれとは別に、製作4週間のカスタムメイド商品もあるらしい・・

残念ながら2015年現在、日本でOtis Jamesを手に取る方法はおそらくなくて、それどころかアメリカ国内のセレクトショップにも卸していないようです。値段もめちゃくちゃ高いわけではないし、いろんな所から声がかかっていると思うのですが。やはり彼の言う「オールドファッション」な製作工程を追求しているが故なんでしょうね。

ネクタイ専門店TUNDRA(ツンドラ)が投稿いたしました。